
生産者 農業生産法人 健康家族

熊本県産 オーガニックにんにく

生産者 農業生産法人 健康家族
熊本県産
オーガニックにんにく
ID
240801021014

健康家族では、農産物の栽培には土づくりが非常に重要と考え、自社でこだわって作った「自家製完熟黒たい肥」を使用しています。自家製完熟黒たい肥は、牛フンに地元の稲わらを混ぜ込んで微生物の活性化を図り、じっくりと発酵させて作っています。

自家製完熟黒たい肥を使用して、土づくりをした後は植え付け作業になります。畝上げとマルチシート張りを行い、1片1片を手作業で丁寧に植え付けていきます。にんにくが健全に育つためには、植え付ける向きと深さが重要です。

植え付けてから1~2週間のうちに発芽します。真っすぐ植え付けを行っていても、マルチ穴に引っ掛かり、うまく芽が出ないものがあります。そんなにんにくを見つけ、一つ一つ傷つけないように芽を出していきます。この作業を「芽出し」といいます。

有機栽培では除草剤は一切使用しません。そのためマルチ穴から伸びてきた雑草を手作業で抜いていきます。根気のいる作業ですが、土壌中の栄養分がしっかりとにんにくに行きわたるよう、栽培期間中を通して小まめに行います。

にんにくは、冬の寒さの厳しい時期に、栄養をしっかりと蓄えるために休眠期に入ります。休眠期に栄養をしっかりと蓄えてから、肥大期へと入っていきますが、そのタイミングで生長を手助けできるよう、追加で肥料を散布していきます。

生育段階では、1つのマルチ穴から2本以上の芽を出すにんにくもあります。このままでは栄養分を取り合い、大きなにんにくになりません。そこで生育の遅い小さいにんにくを抜き取って、残す方のにんにくを大きく育てていきます。

収獲が間近になると、にんにくの芽が伸びてきます。1本1本、手作業で摘み取っていく作業を「芽摘み」といいます。にんにくの芽を摘み取ることで、栄養分をにんにくの球の方に向かわせ、より良質なにんにくへと生長させることができます。

約7か月間と長い期間、大切に育てたにんにくを傷付けないように手作業で収穫していきます。収穫時期は、地上の茎葉が3〜4枚ほど枯れた頃が目安で、収穫が遅すぎると球が割れたりしてしまうので、試し掘りをして収穫ができるか確認しながら、作業を進めていきます。

農業生産法人健康家族は、創業者の「健康のために口にするものは素材自体が健康でなくてはならない」という想いのもと、一貫して「有機栽培」にこだわり、土づくりから、管理作業、収穫まで行っています。従業員が一丸となって「有機栽培」に取り組んでおり、2010年に全ての圃場で有機JAS認定を取得しています。
にんにくは世界各国でさまざまな料理に利用されている香辛料です。和風・洋風・中華・エスニックと幅広い料理にアクセントを加えます。にんにく独特のにおいと辛みは、アリシンと呼ばれる成分で、ビタミンB1と結合して糖質をエネルギーに変えるのを助け、疲労回復や滋養強壮効果があるとされています。
